建物の構造って何がどう違うんですか?
それぞれ、どんな建物構造か紹介していきます。
木造(W造)
新しい木造のアパート
木造とは、その名の通り主要部分を「木材」で作った構造のことで、日本の戸建てやアパートで最も主流です。
木材自体のコストが低いので、家賃設定もほかの建物構造より低いです。
木は水分を吸収すると膨らみ、乾燥すれば水を発散して縮む特性があるので、湿気が多い日本の気候に適しています。水分を吸収してくれるので、窓の結露やカビが発生しにくいです。
構造上、柱や壁の間に隙間を開けるので通気性が良く、年中一定の湿度を保てます。ただし、音も通しやすいので防音性に欠けます。
耐震性も低いと言われていますが、木はしなるので、衝撃を吸収して揺れが小さくなります。どうしても耐震性が気になる人は、耐震基準が変更された2000年以降の物件を探しましょう。
軽量鉄骨造(S造)
3階建ての鉄骨造のマンション
軽量鉄骨造とは、柱や梁などの骨組みに「鉄骨の厚みが6mm未満」のものを使用した構造のことで、アパートや小型店舗など小さめな建物に用いられます。
柱などに鉄骨を使用するため強度があり、壁・床などを厚くできるので、多少防音性が高いです。骨部分以外は木造と同じ素材なので建設コストが低く、家賃が安めに設定されています。
鉄骨の厚みが6mm未満と薄く、重量に堪えられないので、地震などの大きな力には弱いです。木造よりも揺れが大きく感じることがあります。
ただし、1981年6月1日以降に建てられた建物は、震度6〜7でも倒壊しないことを基準に建てられているので、そこまで気にする必要はないです。
重量鉄骨造(S造)
重量鉄骨造は、柱や梁などの骨組みに「鉄骨の厚みが6mm以上」のものを使用した構造のことで、戸数が多い大型マンションやビルに用いられることが多いです。
大型の建物になるため、材料費などの建設コストが高く、家賃もその分高くなっている場合が多いです。
鉄骨の厚みが6mm以上と分厚く、重量があっても耐えられるので耐久性が高いです。大型の建物は、土台が頑丈なので地震にも耐えられます。
鉄筋コンクリート造(RC造)
RC造のマンション
鉄筋コンクリート造とは、鉄筋とコンクリートを組み合わせた素材で、鉄筋を組んだ枠の中にコンクリートを流し込んで固めたものを、柱・梁・床・壁に使用しています。
鉄筋は引っ張る力に強いですが、熱に弱く錆びやすいです。逆にコンクリートは熱に強く、引っ張る力に弱いので、鉄筋をコンクリートで覆うことで互いの弱点を補い、耐久性が高くなります。
かなりの重量に堪えられる強度を持つうえ、コンクリートは音を通しにくいので防音性が高く、分譲マンションなどでよく用いられます。
ただし、鉄筋もコンクリートも材料費が高く、1度コンクリートを固める手間があるので、家賃が高く設定されています。また、通気性が悪いので、結露やカビが発生しやすいです。
鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)
SRC造のタワーマンション
鉄骨鉄筋コンクリート造とは、鉄筋を組んだ枠の中にコンクリートを流し込んで固めたものを、更にコンクリートで補強した構造で、タワーマンションやオフィスビルなどに用いられます。
熱に弱い鉄骨をコンクリートで包み、さらに揺れに弱いコンクリートを鉄筋で補強することにより、非常に高い防音性・耐震性・耐火性・耐久性を持ちます。
建物構造の中で1番建設コストが高いうえ、性能がかなり優れている構造なので、家賃がかなり高いです。
また、コンクリートの性質上、通気性が悪いため夏は暑く、冬は寒くなります。結露やカビも発生しやすいです。
その他ご相談がありましたらお気軽にご連絡ください。
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木造(W造)
新しい木造のアパート
木造とは、その名の通り主要部分を「木材」で作った構造のことで、日本の戸建てやアパートで最も主流です。
木材自体のコストが低いので、家賃設定もほかの建物構造より低いです。
木は水分を吸収すると膨らみ、乾燥すれば水を発散して縮む特性があるので、湿気が多い日本の気候に適しています。水分を吸収してくれるので、窓の結露やカビが発生しにくいです。
構造上、柱や壁の間に隙間を開けるので通気性が良く、年中一定の湿度を保てます。ただし、音も通しやすいので防音性に欠けます。
耐震性も低いと言われていますが、木はしなるので、衝撃を吸収して揺れが小さくなります。どうしても耐震性が気になる人は、耐震基準が変更された2000年以降の物件を探しましょう。
軽量鉄骨造(S造)
3階建ての鉄骨造のマンション
軽量鉄骨造とは、柱や梁などの骨組みに「鉄骨の厚みが6mm未満」のものを使用した構造のことで、アパートや小型店舗など小さめな建物に用いられます。
柱などに鉄骨を使用するため強度があり、壁・床などを厚くできるので、多少防音性が高いです。骨部分以外は木造と同じ素材なので建設コストが低く、家賃が安めに設定されています。
鉄骨の厚みが6mm未満と薄く、重量に堪えられないので、地震などの大きな力には弱いです。木造よりも揺れが大きく感じることがあります。
ただし、1981年6月1日以降に建てられた建物は、震度6〜7でも倒壊しないことを基準に建てられているので、そこまで気にする必要はないです。
重量鉄骨造(S造)
重量鉄骨造は、柱や梁などの骨組みに「鉄骨の厚みが6mm以上」のものを使用した構造のことで、戸数が多い大型マンションやビルに用いられることが多いです。
大型の建物になるため、材料費などの建設コストが高く、家賃もその分高くなっている場合が多いです。
鉄骨の厚みが6mm以上と分厚く、重量があっても耐えられるので耐久性が高いです。大型の建物は、土台が頑丈なので地震にも耐えられます。
鉄筋コンクリート造(RC造)
RC造のマンション
鉄筋コンクリート造とは、鉄筋とコンクリートを組み合わせた素材で、鉄筋を組んだ枠の中にコンクリートを流し込んで固めたものを、柱・梁・床・壁に使用しています。
鉄筋は引っ張る力に強いですが、熱に弱く錆びやすいです。逆にコンクリートは熱に強く、引っ張る力に弱いので、鉄筋をコンクリートで覆うことで互いの弱点を補い、耐久性が高くなります。
かなりの重量に堪えられる強度を持つうえ、コンクリートは音を通しにくいので防音性が高く、分譲マンションなどでよく用いられます。
ただし、鉄筋もコンクリートも材料費が高く、1度コンクリートを固める手間があるので、家賃が高く設定されています。また、通気性が悪いので、結露やカビが発生しやすいです。
鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)
SRC造のタワーマンション
鉄骨鉄筋コンクリート造とは、鉄筋を組んだ枠の中にコンクリートを流し込んで固めたものを、更にコンクリートで補強した構造で、タワーマンションやオフィスビルなどに用いられます。
熱に弱い鉄骨をコンクリートで包み、さらに揺れに弱いコンクリートを鉄筋で補強することにより、非常に高い防音性・耐震性・耐火性・耐久性を持ちます。
建物構造の中で1番建設コストが高いうえ、性能がかなり優れている構造なので、家賃がかなり高いです。
また、コンクリートの性質上、通気性が悪いため夏は暑く、冬は寒くなります。結露やカビも発生しやすいです。
その他ご相談がありましたらお気軽にご連絡ください。